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アイノソラ

​作曲:
作詞:
龍崎一
白井舞

黄昏に消えた陽

追いかけるように登る月

まるで誰かのようね

ぼやけていく藍色の空


いつかいつか泣いた日の影に聞いた

「ねえ、さよならしてもいいかい」

それはそれはカラカラ笑うだけ

矛盾の隙間


ピエロより先におどけている

仄暗い心臓 隠すように

「わたしをみて」


抱きしめてよ

その腕でもう離さないでいてよ

頬と頬が触れるたびに君は遠くなる


夢を見せて

現実を隠していて

口の先で吐いた愛

見透かす事のないように


またね、とあげた手は

下ろす時を見失ったんだ

戻せば終わるような

そんな気さえ抱いていた


「だけどだけど」ただそれだけの日々

もう迷わなくてもいいかい

「もしももしも」言ったって変わらない

知ってるから


ひらひらと揺れた視線の先に

いつも追いかける切なさも

「消えてしまって」


もういらないよ

思い出はもう作らないでいいよ

セピア色に褪せた幸せだけを持っていく


夢を見せないで

現実が手の中で泣くの

朝が来れば終わるならば

いま目覚めていたいよ


月が陰れば終わるはずさ

不毛ないたちごっこも

神様どうかただ雨だけ降らせて


もう逃げないよ

いまここで終わりにしようか

愛だなんだ言った口で別れ紡ぎ出す(から)


振り向かないで

ただ真っ直ぐ前をみて

明ける空の色は見慣れた藍の色だった


夢を見ていた

幸せな日々を見ていたんだ

踏み出した未来、抱えた傷も

愛せるから

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