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錆びたパイプ繋ぐ空 続く灰色と雨
跳ねる波紋 後ろで見つめ 見慣れたドア開ける
薄明かりゆらす砂嵐 耳鳴りかき鳴らし
暗い部屋 カビた脳内に 深く深く落ちていく
諦めにも似たような溜息は 白く消えていってさ
もしもあの時に、なんて 役に立たないものでしょう
僕は知らない 僕は知らない 何も気付きたくはないから
遠くへ行って 帰ってこないで 忘れてくれ 僕も忘れるさ
月明かりも届かない 暗がり住む夜光虫
ひとりぼっちの紅 はらりと千切れ落ちた
泣き虫 弱虫 知ってるさ 常にオフのブレーカー
尊さ覚えない猫は 常にセルフ無礼講
戸惑って足を止めたけれど ここはいまどこなのだろう
もしも楽園というのなら 爪は捨てていたのでしょう
僕はいらない 僕はいらない 顔も見たくない だから、ねえだから
遠くへ行って 帰ってこないで 忘れてくれ 僕も忘れるさ
君は知らないさ 露も知らないさ
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