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見上げた空に飛行機雲が伸びて
いい天気だと喜ぶ心は
失くしたわけじゃない
少し奥の方のあるの
大事に仕舞って落としてしまわないように
世界は今日も僕を傷つけるから
サヨナラと告げた口を塞いだそれは
あの日のメロウ
泡沫のような日々に 怯えて閉じ篭ってた
小さな幸せの種 拾うことも忘れていた
何も見ないようにと 隠していた扉を
君の声がノックする 今なら歩き出せそうだ
気付けば僕らも大人になったんだな
過ぎてく未来に恐れを感じた
そんなため息を吸い込んで君は言う
大丈夫、明日はまた別の日だよって
それは優しく響き貫いた
笑う横顔さえ眩しく輝いて
波打つんだ
小さな世界の中で みんな同じ物を見て
美しいと言うのが 僕は好きになれなかった
臆病な自分隠して 拍手しようとするそれを
君の手が包み込む 何故だろう涙が出そうだ
ピタリ閉じた二枚貝 波打際で揺れて
未知の世界へ
泡沫のような日々に 怯えて閉じ篭ってた
小さな幸せの種 拾うことも忘れていた
何も見ないようにと 隠していた扉は
君が開け放った もう迷わない
小さな世界の中で みんな同じ物を見て
美しいと言おうが 僕は僕を辞めないよ
君の声が届くから 臆病でいられるんだ
それはとても暖かで いつまでも忘れないだろう
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