top of page

孤独な人々は夜を数えたりもするけど
継ぎ接ぎで誤魔化した嘘が溢れている
澄ました心に流れ込んでくる感情は
身の丈揃えた愛を求めている
繋がらない痛みも帰路の無い行き先も
失うことを覚悟している 命の代償と
浮かんで消えてゆく仮初の
意志と死と詩
気が遠くなるほどの時を掛けてみても
生き急いで落としたものは
意志と死と詩
いずれ星となる運命までも象った
いつかの欲望に垣間見えた深い悲しみも
与えた希望の先に拾ったものも
水面をなぞったように広がる波紋の上
何も知らないという顔でそっぽ向いている仮面捨てて
見つめた
終わりを見つけた喜びは
意志と死と詩
振り向けば頭を抱える紙一重で
結んだ糸を解くような
意志と死と詩
複雑に絡むそれさえも正しいのなら
歩いた道思い返せば
意志と死と詩
果たして
bottom of page