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隠した臆病 憂慮は遠慮
薄明かり燕去る
ほらね泣いたって泣いたって
誰も覆せない平等
まぶした謹厚も剥がれて
醜怪だけが残るばかり
どれも無くなって無くなって
しまうものだから構わない
どうして忘れて笑う?
だったらどうして恐れずいられる?
まだ分からないことだらけの
四角い星
それぞれがそれぞれのアンチテーゼ
威嚇して噛みついて泣き喚く
これも自然の理というなら私は
手当たり次第全てアンチテーゼ
間違いを間違いと認めない
誰が傷付くかなんて
知らない知ろうともしないでしょ
愛した言葉も忘却の彼方
這々の体で生き惑う
それが人だって人だって
誰に対しても救いは平等
交わした暗黙理の終焉も無縁
水面揺らした涙
それが人だって人だって?
そんな悲しいことはないよ
どうして忘れて笑う?
だったらどうして恐れずいられる?
まだ巡り移ろい続ける
明るい星
ただ訳も分からずにアンチテーゼ
黄色いテープを張り巡らせ
これも愚生守るため
本当にそうならば
そろそろと訪れるアンチテーゼ
気付いて腐れてそら寒く
いつか畦道に咲いた
花は手折られてしまうでしょう
霜はじめて降る朝に見慣れた
鏡に映る顔が
なんと情けない情けないことか
冷たい風も平等
なのに
それぞれがそれぞれのアンチテーゼ
威嚇して噛みついて泣き喚く
これも自然の理というなら私は
手当たり次第全てアンチテーゼ
間違いを間違いと認めない
誰が傷付くかなんて
知らない知ろうともしないでしょ
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